STOMACH SYMPTOMS おなかの症状
symptoms 1 おなかが痛い
原因は一時的なものから、重篤な病気の初期症状に至るまで多岐にわたります。現代に多いのは、ストレスや自律神経の乱れです。どんな痛みか、いつからか、どのあたりか、移動しているか、波はあるか、他の症状はあるか、などによって原因を特定します。
このような場合は早めの受診をおすすめします
- 短時間で激痛となる
- 便やおならが出ない
- 歩くとひびく
- 熱や嘔吐など他の症状を伴う
- 長く続く・痛みが強くなる
- ピンポイントで場所がわかるとき
しばらく様子を見ることができる症状
- 気づいたら痛みが消える
- なんとなくで痛みの場所が特定できない
可能性のある病気
その他、ストレス、胃十二指腸炎・潰瘍、潰瘍穿孔、虫垂炎、感染性腸炎、憩室炎、便秘、腸閉塞、胆石症・胆嚢炎、胆管炎・膵炎、泌尿器の病気※1、婦人科の病気※2、血管の病気などが考えられます。
※1 泌尿器の病気: 尿路結石、膀胱炎・腎炎、腎・後腹膜腫瘍
※2 婦人科の病気: 子宮筋腫・内膜症、卵巣捻転、骨盤内腹膜炎、子宮外妊娠
symptoms 2 腰や背中が痛い
腰痛や背部痛は老若男女問わずよく自覚される症状です。原因としては、骨や筋肉など、整形外科的な疾患が大半です。しかし、消化器や泌尿器など内臓的な疾患や、大動脈解離・破裂など重篤な疾患が隠れていることもあります。
このような場合は早めの受診をおすすめします
- 短時間で激痛となる
- 痛みが移動する
- 熱や冷や汗など他の症状を伴う
- 長く続く・痛みが強くなる
しばらく様子を見ることができる症状
- 気づいたら痛みが消える
- なんとなくで痛みの場所が特定できない
可能性のある病気
その他、ストレス、胃十二指腸炎・潰瘍、胆石症・胆嚢炎、胆管炎・膵炎、骨や筋肉の病気※1、血管の病気※2、泌尿器の病気※3、婦人科の病気※4などが考えられます。
※1 骨や筋肉の病気: 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、急性腰痛症(ぎっくり腰)、変形性脊椎症、脊椎圧迫骨折
※2 血管の病気: 大動脈解離、大動脈瘤破裂、動脈閉塞、血栓塞栓症
※3 泌尿器の病気: 尿路結石、膀胱炎・腎炎、腎・後腹膜腫瘍
※4 婦人科の病気: 子宮筋腫・内膜症、卵巣捻転、骨盤内腹膜炎、子宮外妊娠
symptoms 3 張り・もたれ・むかつき
食事のあとや食間にみぞおちやお腹全体が重く感じる症状のことです。食べ過ぎ・飲み過ぎ、加齢やストレス、妊娠などが影響して、胃の運動や消化機能が低下することでおこりやすくなります。
このような場合は早めの受診をおすすめします
- 食べ過ぎや飲み過ぎなどしていないのに起こる
- 症状が長引く
- 食後に毎回起こる
- 体重が減る
- 嘔吐や胸焼けなど他の症状を伴う
しばらく様子を見ることができる症状
- 食べ過ぎや飲み過ぎなど原因が明らかなとき
- 一時的なもので繰り返さない
可能性のある病気
その他、ストレス、胃十二指腸炎・潰瘍、感染性腸炎、便秘、腸閉塞、胆嚢炎・膵炎、腹水などが考えられます。
symptoms 4 食欲がない・体重が減る
体重減少とは、半年で5%以上体重が減少したことをいいます。嚥下障害などによる栄養不足、内臓疾患による消化不良・吸収不良、糖尿病などの代謝・内分泌異常、がんや炎症性疾患によるエネルギーの消耗、筋力や身体能力の低下が原因となります。
このような場合は早めの受診をおすすめします
- 飲み物も飲めない
- ダイエットなどの原因がない
- 腹部症状や発汗など他の症状を伴う
- 便の性状や色に変化がある
しばらく様子を見ることができる症状
- ダイエットなど原因が明らかなとき
可能性のある病気
その他、胃十二指腸炎・潰瘍、感染性腸炎、胆管炎・膵炎、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、ストレス、アルコール中毒、うつ病などが考えられます。