Colonoscopy 大腸カメラ検査
About 大腸カメラ検査とは
大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査)は、肛門から内視鏡を70cmから1m程度挿入し、大腸の一番奥(盲腸)まで進めて、盲腸から戻りながら大腸粘膜を直接観察します。粘膜の炎症やポリープ、がんの早期発見など様々な大腸の疾患の有無を調べます。また、大腸カメラ検査は早期大腸がんを唯一発見できる検査です。
食生活などの欧米化によって近年大腸がんは増加傾向にあります。初期の自覚症状はほとんどないため、前がん病変であるポリープの段階で切除することが重要です。大腸カメラ検査中に大腸ポリープが見つかった場合、その場でポリープ切除を行うこともあります。また、炎症や腫瘍を見つけた際には、組織をつまんで顕微鏡の検査に提出します。
下痢・腹痛・血便や便潜血陽性を認める場合だけでなく、症状がない場合にも定期的に大腸カメラ検査を受けることが重要です。そのためにも当院では以下の特徴のように、苦痛や利便性など、個々の患者さんに配慮をした検査を心がけております。
当院の大腸カメラ検査の特徴やさしい大腸カメラ検査を心がけております
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土曜や胃・大腸同時も検査可能
平日がお忙しくて来院できない方でも、土曜日に検査を行っております。また、胃と大腸カメラを同日受けることも可能です。
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院内個室で下剤を服用可能
下剤服用に不安のある方や、来院までの移動が心配な方にも安心して下剤を服用いただけます。前処置用のトイレも用意しております。
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鎮静剤を使った
苦痛の少ない検査当院では、鎮静剤をご希望に合わせて使用しています。個人にあった鎮静剤の量を調整し、呼びかけに応える出来る程度の鎮静で、苦痛が少なくて安全な検査を心がけております。
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腸を伸ばさない試み
大腸カメラ検査での苦痛の多くは、腸が伸ばされた時に起こります。当院では、なるべく空気ではなく水を送ることによって視野を確保し、腸をたたんでいくことで、できるだけ腸を伸ばさない苦痛の少ない検査を心がけております。
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炭酸ガスで
検査後の負担を減らす大腸カメラ検査では、空気を送り込んで観察を行いますが、検査後の腹部膨満感などの苦痛を伴います。身体に吸収されやすい炭酸ガスを使うことで、検査後の苦痛を速やかに解消し、快適な検査を心がけております。
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日帰りポリープ切除
検査中に大腸ポリープが見つかった場合、その場でポリープ切除を行うこともあります。検査と同日に実施できるので、忙しい方にも負担を減らすことが可能です。
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特殊光・画像処理を利用した
内視鏡システムを導入高出力の4LED光源、レーザーの制御・解析・画像処理によって複数の観察モードを使い分けることで、微細な病変の早期発見をサポートします。
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AI内視鏡診断支援機能を導入
病変のリアルタイム検出支援・鑑別支援モードを搭載したAIによる診断支援機能を導入しております。腫瘍性か非腫瘍性の鑑別も行います。
Detectable Disease 大腸カメラ検査で分かる病気
その他、大腸憩室、虚血性腸炎、感染性腸炎、直腸潰瘍、痔核など
Inspection Flow 大腸カメラ検査の流れ
お電話もしくはweb予約で、事前診察(初診もしくは再診)の予約を取得してください。事前診察時に、体調や病歴のチェック、検査の流れや方法をご説明させていただきます。
大腸カメラをするには下剤を内服していただいて、便をすべて出していただく必要があります。持病や希望に合わせて下剤を処方します。大腸カメラ検査前に数時間かけて下剤を内服しておなかを空っぽにします。
当院では下剤をご自宅にて内服する方法と、クリニック内の個室で内服していただく方法が選択できます。
ご自宅で下剤を内服する方法
検査前日
大腸カメラ検査前日のお食事は消化に良いものをお召し上がりいただきます。夕食は20時までにお召し上がりください。20時以降から検査終了まで、お食事は召し上がれません。水分摂取はお水、お茶であれば可能です。
検査前日就寝前に下剤を内服していただきます。下剤は、前日の夜に作成し冷蔵庫に保管していただいても問題ありません。
検査当日
起床後、お食事は召し上がれませんが、水分は摂取可能です。糖尿病のお薬は血糖低下の可能性があるため内服しないでください。その他の常備薬は必ず内服してください。
大腸カメラ検査開始約5時間前より、下剤を内服いただきます。種類にもよりますが、約2時間ほどかけて約2Lの下剤を内服いただきます。
排便がありましたら回数と状態を確認し、固形物がなく便器の底が見えるくらい透明な状態になりましたら、前処置完了です。何か問題がございましたらご連絡ください。
下剤内服後
透明な便になれば大腸カメラ検査が可能です。前処置終了後はご予約時間までご自宅等でご自由にお過ごしください。水分はお水・お茶であれば摂取可能です。大腸カメラ検査中に鎮静剤(眠くなる薬剤)のご希望がある方は、ご来院方法にご注意ください。鎮静剤を使用しますと、当日の運転は禁止です。お車、バイク、自転車でご来院の方は鎮静剤の使用ができません。
来院後
- 事前の診察で、検査の流れや方法を相談します。
- ロッカーにご案内します。荷物、貴重品をお預かりします。アクセサリー、時計などを取り外します。ロッカーは鍵がかかりますので、ご安心ください。
- 更衣室で検査用ズボンに履き替えます。
- 更衣後問診いたします。注射用の留置針(柔らかいプラスチック製です)を挿入します。
- 順番がきましたら、内視鏡室に入室します。
- お身体を左側を下に、横向きになり、体勢を整えます。
- 腸の動きを和らげるお薬と、鎮静剤を希望する方は鎮静剤を点滴から入れていきます。
- 大腸カメラ検査が始まります。ポリープがあった場合は、その場で切除することもあります。
- 大腸カメラ検査終了後、そのままベッドでお休みいただきます。
- 1時間程休憩していただいて、ご気分確認後、結果説明をさせていただきます。鎮静剤を使用しない方はそのまま検査の結果を説明いたします。
- 診察室で検査結果の説明、検査後の注意事項などを説明いたします。質問などがございましたらお気軽にお尋ねください。
- 診察が終わりましたら、お会計となります。
検査後
検査1時間後から飲食が可能です(ポリープ切除や組織検査を行った場合は別途指示いたします)。
ポリープ切除や組織検査を行った場合には、病理検査の結果が分かるまで2週間ほどかかりますので、後日、結果をお伝えします。
ポリープを切除した際は、お酒や激しい運動は控えてください。
院内にて下剤を内服する方法
検査前日
大腸カメラ検査前日のお食事は消化に良いものをお召し上がりいただきます。夕食は20時までにお召し上がりください。20時以降から検査終了まで、お食事は召し上がれません。水分摂取はお水、お茶であれば可能です。
検査前日就寝前に下剤を内服していただきます。下剤は、前日の夜に作成し冷蔵庫に保管していただいても問題ありません。
検査当日
起床後、お食事は召し上がれませんが、水分は摂取可能です。糖尿病のお薬は血糖低下の可能性があるため内服しないでください。その他の常備薬は必ず内服してください。
クリニック内で下剤を内服し、お手洗いへ通っていただきます。なるべく楽に動ける服装でご来院ください。心配な方は予備の下着をお持ちください。検査中に鎮静剤(眠くなる薬剤)のご希望がある方は、ご来院方法にご注意ください。
鎮静剤を使用しますと、当日運転は禁止です。お車、バイク、自転車でご来院の方は鎮静剤の使用ができません。
下剤内服後
透明な便になれば大腸カメラ検査が可能です。前処置終了後はご予約時間までご自宅等でご自由にお過ごしください。水分はお水・お茶であれば摂取可能です。大腸カメラ検査中に鎮静剤(眠くなる薬剤)のご希望がある方は、ご来院方法にご注意ください。鎮静剤を使用しますと、当日の運転は禁止です。お車、バイク、自転車でご来院の方は鎮静剤の使用ができません。
来院後
- ご予約の15分前に来院し、受付を済ませます。
- ロッカーにご案内します。荷物、貴重品をお預かりします。アクセサリー、時計などを取り外します。ロッカーは鍵がかかりますので、ご安心ください。
- 個室にご案内いたします。問診をして下剤の内服方法のご案内をいたします。
- 下剤を内服し腸の中を空っぽの状態にしていただきます。個人差はありますが、お手洗いに10回前後通っていただきます。個人専用のお手洗いを完備しております。
- 検査時間になりましたら、検査用ズボンに履き替えます。
- 点滴の針を挿入します。
- 順番がきましたら、内視鏡室に入室します。
- お身体を左側を下に、横向きになり、体勢を整えます。
- 腸の動きを和らげるお薬と、鎮静剤を希望する方は鎮静剤を注射します。
- 大腸カメラ検査が始まります。ポリープがあった場合は、その場で切除することもあります。
- 大腸カメラ検査終了後、そのままベッドでお休みいただきます。
- 1時間程休憩していただいて、ご気分確認後、結果説明をさせていただきます。鎮静剤を使用しない方はそのまま検査の結果を説明いたします。
- 診察室で検査結果の説明、検査後の注意事項などを説明いたします。質問などがございましたらお気軽にお尋ねください。
- 診察が終わりましたら、お会計となります。
検査後
検査1時間後から飲食が可能です(ポリープ切除や組織検査を行った場合は別途指示いたします)。
ポリープ切除や組織検査を行った場合には、病理検査の結果が分かるまで2週間ほどかかりますので、後日、結果をお伝えします。
ポリープを切除した際は、お酒や激しい運動は控えてください。
INSPECTION FEE 大腸カメラ検査の料金
当院の大腸カメラ検査の料金表を掲載いたします。初診料などが別途かかりますので下記表はあくまでも目安としてご覧ください。
1割負担 | 3割負担 | |||
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大腸カメラ検査のみ | 1割負担 | 2,500円前後 | 3割負担 | 8,000円前後 |
大腸カメラ+組織採取 | 1割負担 | 5,000円前後 | 3割負担 | 15,000円前後 |
大腸カメラ+ポリープ切除 | 1割負担 | 8,000~10,000円前後 | 3割負担 | 20,000~30,000円前後 |